京都芸大日本画専攻では、2年生前期の基礎課題で地面のデッサンと本画制作を行います。
大きな画用紙を地面に広げ、約2週間外で対象と向き合います。
ただ全体をぬるだけでも大変な気力がいりますが、細かな土の変化や無数の石など、すべてを見つめ描きます。
次の日にはその表情は変わっているかもしれません。
日差しの変化で陰影は移動し、雨が降れば土の色は一変します。
そんなすべての現象を体で受け止めながら、描き続けます。
何を感じ何をどのように描くのか、ここから長い道のりが始まります。
さて、学ぶ日本画プロジェクト 講演「日本画を知る」の内容です。
23日(土) 13:00~14:00 講師:小池一範
日本画の歴史と材料を、創作において大切にしている事柄と関連付けて語る
24日(日) 13:00~14:00 講師 :川嶋 渉
日本画の歴史と材料の基礎知識から、日本画を知るための新たな物差しをみつける
いよいよ近づいてきました。「日本画を見る」・「日本画材を使う」もあわせて、
会場が皆様にとって美しいと出会う場となれば幸いです。
(執筆:小池一範准教授)

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