京都芸大サマーアートスクール2012及び教員免許状更新講習の受講申込みが6月18日(月)から始まります。
前回にお話しした京都芸大の少々大きくなりすぎたケヤキ達です。

右下、木の間に創設者の日本画家幸野楳嶺像が見えます。
「京都芸大で授業を一度受けてみたい」という方、是非受講してみて下さい。
ただし、日本画専攻の講座は毎年すぐに定員に達する為、このような講座をもっと開いてほしいというご要望をいただいていました。
そのような皆様には、今回の「学ぶ日本画プロジェクト」にお越しいただければ、また違った日本画との出会いがあると思います。
先日、京都芸大伝統の円山応挙手本を使った2年生模写授業に合わせて、2・3年生
合同で日本画制作に活かすための、墨の見分け方と使い方を学ぶ授業がありました。
今回会場に並ぶ作品を、墨の使い方という視点だけで見てみるのも楽しいですし、
「日本画を見る」でも興味深い墨の展示と解説があるかもしれません。
あっ、そういえば円山応挙の模写手本の中には、林司馬先生がつくられたものもあります。
京都芸大の学生は、こうして受け継がれた伝統を受け止め、自らの糧にし、また次代へと繋いでいくのです。
一枚の絵との出会いは、その作家との出会いだけでなく、過去と未来にもおよぶのです。
(執筆:小池一範准教授)

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