佐川美術館日本画ワークショップ
「日本画材を学ぶー知る・つくる・使うー」を開催しました。
このワークショップは毎回大好評、6月9、10日の2日間で50名の参加者がありました。
内容は京都AA2012と同じで、日本画の技法であるーたらしこみーを体験するものでした。
緑青の粒子のザラザラ感、ニカワで溶いた時の感触、筆にふくんだ絵具が紙の上で揺らぐ動き、
乾いた後の淡くも艶のある緑の光、水と絵具が少し人の手を借りて、意志を持つ瞬間です。
日本画制作は、水に心を委ねる行為でもあります、
美術館の水面に見守られながら筆をおく、美しい時間でした。
いよいよあと1週間となりました、学生の制作は当然順調とはいかずハラハラしますが、
これからのねばりが大切です。
京都AA2012 学ぶ日本画プロジェクト は、京都市立芸術大学特別研究の助成事業に採用されました。
(執筆:小池一範准教授)
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